FXトレード実践研究ブログ

2020年3月のFX月間収支は+65,461円(前月比+41.1%)、コロナショックでドル円の値幅は2週間で10.55円と過去2年を上回る

2020年2月から新型コロナの影響がマーケットにもはっきりと出るようになり、株価だけでなく為替レートも大きく動くようになりました。

私は「しばらくは株よりもFXの方が稼ぎやすい状況が続くのではないか?2020年はFXに優位性がありそうな気がする」と思い、3月はいつも以上に積極的にFX取引を行うことにしました。

その時に感じたことは以下の記事に書いています。

2020年は株式投資よりFXに優位性?ドル円為替レートのボラティリティ(値幅)が大きくなりFXで稼ぎやすい相場環境に、不況期は新しいお金持ちが生まれるチャンス

2020年3月15日

その結果、非常に良いパフォーマンスを出すことができました。

2020年3月のFX月間収支

先月はたくさんエントリーしました。2019年8月以来のエントリー数かもしれません。

2019年8月よりも1回のエントリーで値幅がしっかり取れたことが多かったので、利益の額は先月の方が多く、3月は65,461円を利益確定することができました。

私のロットは0.1と小さいのですが、10倍の1.0ロットでエントリーしていれば月65万円ほど稼げたと思うと、ロットを大きくする誘惑にかられますが、今はまだ自分の技術に自信がないので小さなロットで技術を磨いています。

3月は1回だけ-80円の損失がありますが、これはスリッページ(為替レートがすべる)です。+60円くらいのところにストップを置いていたのですが、スリッページで-80円のところまでレートがすべったようです。

ですので、3月は実質損失を1度も出さなかったことになります。

前月比パフォーマンス
  • 月初残高:159,262円
  • 月末残高:224,723円(+65,461円)
  • 224,723 ÷ 159,262 = +1.41102…
  • 前月比:+41.10%

前月比で+41%ということは、資産が前月比で1.4倍になったということです。

こんなパフォーマンスを毎月出せれば、お金持ちになれるのですが、そんな甘い世界ではありません。

3月は自分としては出来すぎという印象です。

4月も同じようなパフォーマンスが出せるとは全く思っていません。

でも、今のドル円は1日に1円くらい平気で動くので、以前よりも稼ぎやすくなっていることは事実だと思います。

FXは上下の値幅をとるゲームみたいなところがあるので、2018〜2019年のように値幅が出ない日々が続くと非常に厳しいです。

今は値幅がしっかりあるので、過去2年に比べるとトレードで値幅が取りやすい環境と言えます。

0.1ロットでエントリーしても3000円くらいの含み益ならすぐに出てしまうくらい動きますからね。

欲張らずに利益がそこそこ出たところで利益確定することを心がけると同時に、まだ伸びそうだと思ったら利益確定するのをぐっと我慢して少しでも伸ばすことにも挑戦しています。

2020年3月のドル円為替レート

2020年3月のドル円4時間チャートです。

3月9日に1ドル101.150円の底を付け、3月24〜25日までドル不足(ドルクランチ)からグングンとドルが買われて上昇していき、111.700円を付けました。

値幅はなんと10.55円です。この間、たった2週間ちょっとです。

2019年のドル円の年間値幅は8.9円、2018年は9.9円だったので、2週間で10.55円の値幅は非常に大きいと言えます。ちょっとした変化です。

為替レートが大きく動いた2月からのドル円4時間足チャートです。V字のような動きをしています。

最初に大きく動いたのが2月19日です。この頃はクルーズ船の「ダイヤモンド・プリンセス」のニュースで賑わっていた頃だと記憶しています。

私はこの頃からドル円の動きに違和感を感じていました。

その時に感じたことは以下の記事に書いています。

2020年2月のFX月間収支は+20円(前月比+0.01%)、「有事の円買い」から「有事のドル買い」に転換か?

2020年3月2日

「有事の円」ではなく「有事のドル」ということがポイントだと思います。

「有事のドル」で米ドルが買われ、ドル円は2月20日に1ドル112.250円まで上昇しました。2019年4月以来の1ドル112円台です。

そして、新型コロナがアジアだけでなく欧米にも広がり始めたことをきっかけに日米の株価が大きく下落し始めたのが2月24日です。

ドル円も株価に合わせるように、今度は円高方面へ大きく下落していきました。リスクオフの円買いです。

しかし、ドル円は株価よりも先に底を付けました。

ドル円が底を付けたのは3月9日、日経平均株価の底は3月19日、米NYダウの底は3月23日です。このあたりは通貨の株価に対する先行性が出ているのかもしれません。たいていの場合、通貨の方が先に動きます。

コロナショックで株、債券、ゴールド、REIT、石油といったアセットがガンガン売られました。2008年のリーマンショック以来の暴落です。

これだけ株価が下落すると、顧客の資金を運用するファンドは解約されたときの返金に備えるために現金を用意しておく必要があります。

企業は来たるべき不景気や倒産に備えて手元資金(=現金)を厚くします。

さらに、先行きが見えない世界では、どんな資産にも換金できる現金の重要性が意識され、「キャッシュイズキング」で基軸通貨であり世界で一番換金性が高い米ドルが買われる展開となり、ドル円は急激に上昇します。

この時のことは以下の記事に詳しく書いてます。

コロナショックでリスクオフの円高ではなく円安になった理由、資産の現金化(キャッシュイズキング)による米ドル需要でドル円は1ドル101円台から111円台へV字上昇

2020年3月26日

現在はドル不足(ドルクランチ)も一旦落ち着き、3月末には国内企業のレパトリ(=決算期末前に海外保有現金の本国への還流=外貨を売って円を買う=円高要因)もあり、円高方向へと傾きつつあります。

今日から4月に入り新年度に入るので、今後のドル円はどちらに動くのか全く分かりませんが、動いた方に付いていけたらと思っています。

とりあえず、今週は今夜から経済指標の発表がたくさんありますので、今月も積極的にエントリーしていこうと考えています。

2020年4月1週目に発表される経済指標
  • 4日1日(水)21:15:米ADP全国雇用者数
  • 4日1日(水)23:00:米ISM製造業
  • 4日2日(木)21:30:米新規失業保険申請件数
  • 4日3日(金)21:30:米雇用統計
  • 4日3日(金)23:00:米ISM非製造業

また、4月は日経平均株価やNYダウといった株価指数のトレードにも挑戦しようと思っています。

私が利用してるXM(エックスエム)は通貨だけでなく、「各国の株価指数」や「ゴールドなどのコモディティ」も買い(BUY)と売り(SELL)でトレード可能です。

私はコロナショックの二番底が来るというシナリオも考えているので、株価指数の売り(SELL)で値幅を狙っていければと考えています。

ただいま絶賛含み損塩漬け中の現物株式に対するヘッジにもなりますし。

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