FXトレード実践研究ブログ

XMから資金を出金、申請から2営業日で日本の銀行に海外送金完了。手数料は1750円

先日、海外証券の「XM(エックスエム)」に入金した資金を全額出金し、日本の銀行口座に戻しました。

今後は、ドル円に関しては日本証券の「OANDA(オアンダ)Japan」1本でFXトレードする予定です。

ただ、「XM(エックスエム)」には日本のFX業者にはないゴールドやNYダウ、日経225先物、コモディティなどもトレードできるので、今後、将来的にドル円以外もトレードすることを考え、口座はそのまま保有する予定です。

XMは日本語チャットなどのサポートも手厚いですし、日本のFX業者よりも本格的な仕様なのでいずれまたXMでトレードする予感もしています。

私がXMに口座開設した理由

私は去年(2016年)からFXを開始しました。

証券会社は日本のFX業者ではなく、レバレッジが1〜888倍と大きく、「MT4(Meta Trader 4)」という取引ツールでトレードできる海外証券の「XM」で口座開設しました。

日本のFX業者はレバレッジが25倍に制限されていますし、取引ツールが証券会社独自のもので、「MT4」に比べると使いづらい(=勝ちづらい)という声があったからです。

「レバレッジが大きい」「MT4でトレードできる」という2つの理由で「XM」に口座開設しました。

当時は、日本の証券会社で「MT4」が使えることは知らなかったですし、税制についても勉強不足でした。

XMから日本の銀行に資金を移動するのにかかった時間

10月30日(月)の18:30にXMの管理画面で出金申請し、日本の銀行に入金されたのが11月1日(水)の11:30頃だったので、実質2営業日弱で資金の移動が完了したことになります。

海外証券と言うと、人によっては怪しいイメージを持っている人もいるかもしれませんが、「XM」は非常にちゃんとした業者だったという印象です。

チャットサポートも良かったですし、入金するごとに受け取れる「クレジット」という名のボーナス資金も資金量に余裕をもたせる効果がありました。(私は合計で76万円ほどのクレジットを受け取りました)

私が海外在住だったり、日本在住でも年収が700万以下なら、FXではXMを使うと思います。

XMでの出金方法

忘備録として、XMから日本の銀行への海外送金の手順を残しておこうと思います。

まずは、XMの管理画面にログインします。

※手数料や仕様などは私が出金した2017年10月30日現在のものです。

上のメニューの「出金」か右の「資金の出金」のどちらかをクリックするのですが、まずは現在の「口座残高」「クレジット」「有効証拠金(口座残高+クレジット)」などの数値を確認します。(青い枠)

クレジットとは入金するともらえるボーナス資金です。全額出金すると、クレジットもゼロになります。

私はXMに400万円入金したので、「4,000,000 – 3,551,469 = 448,531」で、44万8531円の損失となります。

今後のトレードで取り返していきたいと思っています。

出金方法は4種類あります。

「出金資金と同一割合の取引ボーナス額が消失いたします。(赤線)」とありますが、取引ボーナス額とは先ほどの「クレジット」のことです。

XMでは、出金は原則的に入金元へ行う運用となっているそうです。

私の場合、銀行振込(Local Bank Transfer)でXMが指定する三井住友銀行を通して海外送金しました。

よって、今度は私の日本の銀行口座へ海外送金(International Wire Transfer)することで、出金することになります。

ただし、以下の銀行は現状では海外送金の受け入れは行っていないそうです。

上記の銀行以外で、私が日本で口座開設している銀行は以下の3行です。

銀行 被仕向け送金手数料
三井住友銀行 1,500円+円為替取扱手数料(最低2,500円)
住信SBIネット銀行 2,500円
ソニー銀行 0円

海外から日本の銀行に海外送金する場合、送金元(今回の場合はXM)から日本の銀行に直接送金はされません。

必ず、「中継銀行」を経由する仕組みとなっています。

その際、手数料(被仕向け送金手数料など)がかかるようです。

「中継銀行」はメガバンクが多いので、メガバンクを使えば手数料がかからないように思ったのですが、そういうワケではないようです。

むしろ、メガバンクの方が手数料が高くなっていることもあるようです。

私の場合、ソニー銀行が「被仕向け送金手数料」が0円だったので、ソニー銀行に海外送金することにしました。

次のページで、受け取る銀行の情報を入力します。

日本ではなく英語(ローマ字)で入力する必要があります。

ソニー銀行の場合、上記のように海外送金ページに英語(ローマ字)でサンプルがあるので、これをコピペしました。(青線)

中継銀行は三菱東京UFJ銀行とあるので、こちらもコピペして、住所だけGoogle検索で自分で調べました。

どの銀行でも、海外送金に関するページがサイト内にあると思うので、そのページを探すといいです。

英語に慣れていない人は、「受取人の住所(自分の家の住所)」の英語での書き方に悩むと思います。

たとえば、六本木ヒルズの住所は日本語と英語では以下のようになります。

日本語と英語では順序が逆になっています。

たとえば、「東京都港区赤坂5-10-1」という住所でマンション名と部屋番号が「パークヒルズ赤坂 1601」だった場合、英語での表記は以下のようになります。

Parkhills Akasaka 1601, 5-10-1 Akasaka,Minato-ku,Tokyo,Japan

最後の「Japan」は付けても付けなくてもどっちもいいと思いますが、今回は海外送金なので、あった方が安心かもしれません。

ちなみに、氏名も「名字」と「名前」が以下のように逆になります。

資金の出金が成功しました。

金額は3,551,469円となっています。

XMの管理画面のトップページに戻ると、「口座残高」だけでなく、「クレジット」や「有効証拠金」などがゼロになっています。

そして、メールにて「出金処理完了のお知らせ」が届きます。

これで、XMでの送金手続きは完了です。出金は約2〜5営業日内に完了するそうです。

ソニー銀行に入金

翌々日のお昼前に、ソニー銀行から「被仕向外貨送金 お受け取りの手続きのお願い」という件名のメールが届きました。

依頼人名が「TRADING POINT (SEYCHELLES) LIMITED」とあるので、すぐにXMだと分かりました。

ログイン後、「振込・入出金」-「外貨送金」-「受け取り」と手順を踏むと書いてあります。

ソニー銀行の管理画面にログインして、「振込・入出金」をクリックします。

次のページで、「外貨送金」をクリック。

「受け取り」をクリック。

「外貨送金」のページに移りました。

金額を確認すると、XMから出金した「3,551,469円」より少ない額であることにすぐに気づきました。

「3,551,469 – 3,549,719 = 1750」なので、手数料として1,750円が引かれたようです。

おそらく、中継銀行として使った三菱東京UFJ銀行の送金手数料だと思います。

ただ、1,750円の手数料は思っていたよりも安かったので、ソニー銀行を選んでおいた正解だったと思いながら「受け取り」をクリック。

「送金銀行」に「CESKOSLOVENSKA OBCHODNI BANKA」とありますが、これはチェコの銀行のようです。

「経由銀行」は「中継銀行」で指定した三菱東京UFJ銀行となっています。

ソニー銀行の「被仕向け送金手数料」は0円となっています。

備考欄に「AMT:JPY3551469」とありますが、これはXMで出金した額です。

そして、「CHG:JPY1750」とありますが、これが手数料と同額なので、これが手数料なのでしょう。

CHGはCHARGE(手数料)の略だと思われます。

「送金人とのご関係」はここから選びます。私はもちろん「本人」を選びました。

「送金目的」は「自己資金の移動」を選びました。

最後に各項目を確認して、暗証番号を入力して、決定ボタンを押します。

外貨送金の受け付けが完了しました。

すぐに通帳ページを確認したところ、すぐに入金されていました。

意外とあっさりですね。

メールで入金のお知らせが届きました。

ソニー銀行マイナンバー登録

海外送金が入金されてすぐにマイナンバーを登録するようにという内容のメールが届きました。

外貨送金の入金があった人は、銀行にマイナンバーを登録する必要があるようです。

というわけで、再度、ソニー銀行にログインして、「各種設定」ページからマイナンバーを登録しました。

これで全て完了です!

思ったよりも早く入金されたという印象ですね。

XMを使うのを辞める理由

最後にXMを使うのを辞める理由について書いておこうと思います。

私が海外FX業者のXMから日本FX業者のOANDA Japanに変えようと思った理由は税制です。

FXトレードでMT4が使える国内証券会社と海外証券の最大のデメリット」に書いた通り、海外証券で得た利益は「総合課税の雑所得」という枠組みに入れなくてはいけません。

税率一律20%の分離課税の恩恵が受けられないのです。

なぜ、株式投資で億の資産を作る人が多いのか?

それは、税率20%の分離課税だからです。どんなに稼いでも8割は手元に残るからです。

株式投資の利益が総合課税(住民税込みで税率15〜55%)だったら、億の資産を貯められる人は激減していると思います。

ビジネスとは最終的には税金との戦いみたいな一面があるので、税制面での恩恵(税率一律20%)を受けられない海外証券は日本に住んでいてある程度の年収を得ている人が使うメリットはあまりないと思います。

ただし、税制や税率について気にするのは年収が700万以上の人からです。

というのも、日本の税制だと年間所得330〜695万円の所得税は20%で住民税10%を足しても30%だからです。ここから控除額が引かれるので、実際には「所得税+住民税」の税率は20%台に落ち着きます。

さらに、年間所得195万円〜330万円では所得税10%+住民税10%で20%ですが、ここから控除が引かれるので実質税率は10%台になります。

このケースでは、「税率一律20%の分離課税」の方が税率が高くなります。

つまり、年収700万以下の人なら海外証券FX(総合課税)でも日本証券FX(分離課税=20%)でも、税率的にはほとんど変わらなくなる、年収330万円以下なら海外証券FX(総合課税)の方が税率が低くなるということです。

そのため、年収700万以下なら税率のことはあまり気にせず、勝ちやすい業者を選ぶべきというのが真の答えかもしれません。

年収195〜330万円以下の人なら所得税と住民税の合計税率が20%ですが、控除で税率10%台になるので、ボーナスクレジット(トレードに使える資金)をもらえるXMの方が証拠金維持率が高くなるので、強制ロスカットで資金を一瞬にして溶かさないで済むという考え方もできます。

あとは、海外証券の場合、3年間の損益通算もできませんが、そもそも損失を出す前提でFXはやらないと思います。

最後にまとめると、日本のFX業者のメリットは以下の通りです。

海外のFX業者のメリットは以下の通りです。

追伸)XMでのトレードを再開しました(2019年7月)

2019年7月からXMでのトレードを再開しました。

理由はマンションを購入し、手元資金の大部分を住宅ローンの頭金に使ったからです。

2019年6月のFX月間収支は+4,880円、6月はオアンダから全額出金し、7月からレバレッジが大きいXMでトレードします。

2019年6月30日

詳細は上の記事に書いていますが、日本のFX業者の場合、レバレッジが25倍なので300万円くらい口座に入れておく必要性を感じています。

じゃないと、強制ロスカットにかかってしまう確率が高くなるからです。

しかし、住宅ローンの頭金の支払いで、手持ちのキャッシュがかなり減ってしまったため、FXで使える資金は10万ほどしか用意できなくなってしまいました。

でも、XM(エックスエム)ならレバレッジが888倍でトレードできるので、10万円の入金でも8880万円の資金でトレード可能です。

これだけあれば、よほど大きなロットでエントリーしない限り、強制ロスカットを避けることができます。

というわけで、2019年7月から日本のOanda Japan(オアンダジャパン)から海外のXM(エックスエム)にFXの舞台を移しました。

そして、初月でさっそく4万弱の利益を上げることができました。

2019年8月のFX月間収支は+38,046円(前月比+38%)、勝率90%、ハイレバで強制ロスカットの恐怖を感じずに済むと心に余裕を持ってトレードできると実感

2019年8月31日

XM(エックスエム)の口座開設の仕方については、以下の記事で詳しく解説しています。

XM(エックスエム)の口座開設手順を分かりやすく解説、口座開設で3000円、入金で最大50万円を受け取れ、トレード資金として使えます。

2019年10月3日

海外のFX業者は日本のレバレッジ規制に囚われないで済むので、ハイレバレッジにできます。

10万ほどの小額で気軽にFXを始められるので、私のような資金弱者にはメリットがあると感じています。

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