FXトレード実践研究ブログ

米国市場開場と同時にエントリーし、消費者信頼感指数の発表直前に利益確定。+3030円

昨日は米国市場が開場した22:30過ぎに、ドル円が上昇しそうな雰囲気を感じたのでBUYエントリーし、23:00の「米・消費者信頼感指数」の発表直前に利益確定しました。

消費者信頼感指数の発表を前に、ドル円が比較的勢いよく上昇していたので、結果が予想より良かろうと悪かろうと、「セルザファクト」で売られるかもしれないと思ったので、発表前に利益を確定させておくことにしました。

10Pipsほど獲得できていたので、発表後にさらに上昇したとしても悔いはないと判断しました。

欲張らずに利幅を逃すことも何度も経験していますが、欲張って利益を減らすことも何度も経験しているので、そのあたりの塩梅がすごく難しいです。

ただ、損しなければOKくらいの気持ちも必要なので、昨日は欲張らずに目の前に出ていた利益を確定させることを優先させました。

消費者信頼感は予想を上回りましたが、ドル円はそれほど反応しませんでした。

私が利用している「Oanda Japan(オアンダジャパン)」のドル円15分足のチャートです。

昨日のドル円はNYタイムに押し目を作っただけで、基本的にずーと上昇していきました。

11/6の米中間選挙を前に不確定な要素が多く、株式相場も調整局面に入っていますが、「有事の円買い」は起こっていません。

背景には円だけでなくドルも買われていることがあるようです。

(ポジション)進まぬリスク回避の円高 米経済堅調でドルに資金 相場の膠着感強まる:日本経済新聞(2018/10/30)

世界経済の先行きにリスクが高まっているのに円高が進まない――。為替市場でそんな異変が起きている。米中の貿易摩擦を受けて世界で株価が低迷しているが、いつもなら起きそうな「リスク回避の円高」が進む気配はない。米国経済が堅調でドルも円と一緒に買われているためだ。ドルは年末に需要が高まるため、ドル円相場は膠着状態が続く可能性がある。

以下の記事に書いていますが、米国企業は12月が会計年度末になる企業が多いので、会計年度前に海外で稼いだ外貨を自国の通貨(=米ドル)に戻す「リパトリ(リパトリエーション=Repatriation)」が起こりやすく、「外貨を売って米ドルを買う」つまり「米ドルの上昇(=ドル高円安)」が起こりやすい傾向があります。

年間の為替動向、年間通して為替が動く月別の傾向・トレンド

2018年9月13日

ただ、ここ数日のドル円上昇はこれだけの理由ではないようです。

一般的に市場でリスク回避の姿勢が強まると、対外資産が日本に豊富にあることなどを理由に、円はほかの通貨に対して上昇することが多い。今年2月に米国株が急落したときには、円はわずか2日で75銭以上も上昇したことがある。
これに対し今回、円が対ドルで上昇しにくいのは、ドルも上昇しているためだ。日経通貨インデックスによると、ドル指数は26日時点で106.61と、2017年5月以来、1年5カ月ぶりの高い水準にある。貿易戦争は世界経済のリスクとして強まっているが、米景気は相対的にしばらく堅調さを保つとの見方が相場を支えている。

米国の株式相場は調整局面にありますが、米国の景気は当面は堅調さを保つという見方が多く、それが円買いだけでなく、ドル買いもされている要因のようです。

たしかに、円とドルは買われていますが、ユーロはドルに対しても円に対しても売られています。

ドル円の日足チャートです。

この2日間で1円以上も上昇しています。

トリプルトップのようなチャートになっているので、ここから下落しそうにも見えますが、一目均衡表の基準線を上抜けており、直近高値の114.5円に向かっていきそうにも見えます。

今週は以下のように、重要な経済指標が目白押しなので、経済指標の結果次第に大きく動くかもしれません。

◎10/31(水):21:15〜ADP雇用統計
◎11/1(木):23:00〜ISM製造業景況指数
◎11/2(金):21:30〜雇用統計

特に、金曜日の雇用統計の内容は12月の利上げの有無にも影響を与えるでしょうから、ドル円にも影響大です。

トランプ大統領、中間選挙前にツイッターで株価上昇とFRBの利上げ停止をアピール

最近のトランプ大統領のツイッターでの投稿は、共和党の下院議員(Congressman)についてのものが多いですが、自身の通信簿となってる株価についての言及も忘れていません。

ざっくり訳します。

株式市場は2016年の大統領選挙以来、とてつもなく上昇しているが、現在はちょっと一服している。
皆、中間選挙で何が起こるのか見たいと思っている。
もし、このまま株価の下落を望むならば、私は民主党に投票するよう強く勧める。
民主党はベネズエラ型の財務モデル、高い税率、そして開かれた国境がを好んでいる!

つまり、「株価の上昇」「低い税率」「不法移民が入ってきずらい閉ざされた国境」を望むならば、我が共和党に投票せよと言っているんですね。

さらに、米国の大手金融機関であるウェルズ・ファーゴのアナリストの言葉を引用します。

FRBが利上げに対してハト派に戻れば(=利上げを急ぎすなければ)、我々が考えるS&P500の予想レンジは2,800〜2,900にすぐに戻す予定だ。

昨日のS&P500の終値が2,682、今年の最高値が2,930です。

つまり、トランプ大統領は12月にFRBに利上げをして欲しくないと言いたい訳です。

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