FXトレード実践研究ブログ

2017年3月のADP雇用統計とISM非製造業景況指数、FOMC議事要旨

昨日は21:15にADP雇用統計、23:00にISM非製造業景況指数、3:00にFOMC議事要旨と盛りだくさんの日となりました。

私はあまりに多くの含み損を抱えた状態なので、最近はあまりトレードができていません、、、静観状態です。

しかし、昨日はADP雇用統計とFOMC議事要旨で久しぶりにイフダンでトレードしてみました。

ドル円15分足

上がキャプチャはXMのものですが、先月末くらいからヨーロッパもサマータイムに入ったようで、現在の日本との時差は7時間から6時間と変更になったようです。

チャート上で15:00の場合、日本では21:00となります。

ADP雇用統計(2017年3月)

結果 予想 前回
3月米ADP雇用統計 26.3万件 18.5万人 29.8万人 → 24.5万件
1月 2月 3月
2017年の結果 26.1万件 24.5万件 26.3万件

3月の米雇用26万3000人増 2年3カ月ぶり増加幅 民間調査:日本経済新聞

米民間雇用サービス会社ADPが5日発表した3月の全米雇用リポートによると、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)は前月から26万3000人増えた。増え幅は2014年12月以来2年3カ月ぶりの大きさで、市場予測(17万5000人程度)を大きく上回った。

前回のADPもそうでしたが、ヨーロッパ時間からドル円がどんどん上昇していきました。

そして、予想を大きく上回る結果となりました。

もしかしたら、ADPはインサイダー情報が欧州勢に漏れているのかもしれません。

次回のADPにもヨーロッパタイムからのチャートの動きに注目したいと思います。

そして、ADP雇用統計は2日後に控える雇用統計(非農業部門雇用者数変化)の先行指標となります。

前回はADPが「予想18.7万人、結果29.8万件」で、雇用統計が「予想20.0万人、結果23.5万件」と予想を上回る結果となりました。

しかし、マーケットはADPの結果を受け、雇用統計は予想を上回ることは織り込んでおり、雇用統計発表後にドル円は利益確定の売りやロスカットを巻き込み、急落しました。

明日の雇用統計でも、同じような動きがあるかもしれません。

ISM非製造業景況指数(2017年3月)

結果 予想 前回
3月米ISM非製造業 55.2 57.0 57.6
1月 2月 3月
2017年の結果 56.5 57.6 55.2

ISM非製造業は久しぶりに予想を下回る結果となり、ドル円は下落しました。

FOMC議事要旨

資産縮小「年内が適切」FOMC議事要旨 (写真=ロイター):日本経済新聞

FRBの資産縮小は、08年以降の金融危機対応の完全終結を意味する。ただ、市場には利上げとの二重の引き締め圧力となり、相場への影響は大きい。FRBは「年内にさらに2回の利上げが適切だ」(フィッシャー副議長)としており、市場では6月と9月に利上げして、12月に資産縮小を開始するとの観測が浮かんでいる。

米資産縮小議論でも円高のなぜ:日本経済新聞

「今年後半が適切だ」――。米連邦準備理事会(FRB)の多くのメンバーが、過去の金融緩和で大量に買い入れた米国債などの償還分の再投資をやめ、資産の縮小を始めるタイミングを年内と想定していることが、5日公表された3月米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で分かった。市場が見越していたタイミングよりやや早く、本来「米金利上昇・ドル高」を呼び込む要因のはず。ところが5日の海外市場では米金利低下・ドル安が進行、円高になった。真逆の動きになったのはなぜなのだろうか。

議事録に示されたFRBの保有資産の縮小は、理屈の上では長期金利の上昇要因だ。FRBはリーマン・ショック前後の景気後退期とその後を通して金融緩和を拡大し、米国債や住宅ローン担保債券などの資産を大量に買い入れてきた。FRBの保有残高は金融危機前の約1兆ドルから約4.5兆ドル(約500兆円)に膨張した。

イエレンFRB議長は今年1月の講演で、FRBの債券保有は「長期金利に大きな下押し圧力を与え続けている」と述べ、資産を縮小すれば、長期金利が上昇する可能性があるとの見方も明らかにしていた。

「ポイントは株価だ」。JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは市場が予想外の動きをした理由についてこう指摘する。実は、今回の議事要旨には、保有資産の縮小に加えて、もう1つウオッチャーの目を引く議論があった。それが株価に関する記述だ。直近の米国の株価について、数名のメンバーが「通常の評価基準から見れば極めて割高だ」と指摘していたのだ。「株価についての議論が議事要旨で紹介されるのは珍しい」(山脇氏)という。

私は昨日3時まで起きて、FOMC議事要旨発表時のドル円の動きを見ていました。

すると、3時からどんどん下落していきました。

通常、FRBの資産縮小は金利上昇要因となり、その結果、ドル高円安になると考えるようなのですが、今回はFOMCで「一部のメンバーが米株は割高」と発言したことを受け、米株が下落し、それを受けて、ドルも下落したようです。

あとは、FRBが資産縮小することで、今年の利上げ回数が減るのではないかという思惑もあったようです。

なんだか、色んな要素が噛み合って、難しいですね〜。。

昨日のトレード

取引 ロット エントリー価格 決済価格 pips 損益
BUY 0.3 111.038 111.122 8.4pips +2,520
BUY 0.3 111.377 111.408 3.1pips +930
合計損益 +3,450

私はADP雇用統計でBUYのイフダンを入れたところ、予想を大きく上回る結果を受け、一瞬で利食いラインにひっかかりました。

スリページもほとんど起きず、2,520円のプラスとなりました。

その後、3時のFOMCで再度BUYのイフダンを入れたのですが、FOMCでは直前にスプレッドが一瞬大きく広がり、イフダンに引っかかってしまいましたが、なんとか裁量でプラスで利食えました。

OANDAは大きな経済指標になると、発表数秒前くらいにスプレッドが0.4pipsから一気に広がるので、ちょっと怖いですね。。昨日は8pipsくらい離してイフダンを入れたのですが、FOMCでは一瞬の動きで引っかかってしまいました。

XMはデフォルトのスプレッドが1.6〜2.0pipsと大きいですが、経済指標発表時も4pipsくらいまでしか広がりません。

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