今日から令和が始まりますが、昨日は平成最後の日ということで、NYタイムに自宅でFXをやっていましたが、あまりに下手くそで数百円のプラスで終わりました。。
平成時代でFXで大きく稼ぐことはできませんでしたが、これから始まる令和時代ではFXでそれなりの成果が出せればと思います。
日本はGW10連休&令和開始ということで、なんとなく年末年始のような雰囲気になっていますが、世界では通常通りマーケットは動いています。
特に、米国市場では本日(5/1)と5/3は大きな経済指標が発表されます。
23:00 ISM製造業景況指数
03:00 FOMC
03:30 パウエルFRB議長の記者会見
23:00 ISM非製造業景況指数
GW10連休で年始に起こったようなフラッシュ・クラッシュが心配されていましたが、現状ではそのような動きは起きていません。
しかし、上記の経済指標の内容次第では為替レートも大きく動く可能性があります。
トランプ米大統領は今晩のFOMCを前にして、ツイッターでFRBに対してプレッシャーを与えるようなつぶやきをしています。
China is adding great stimulus to its economy while at the same time keeping interest rates low. Our Federal Reserve has incessantly lifted interest rates, even though inflation is very low, and instituted a very big dose of quantitative tightening. We have the potential to go…
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) April 30, 2019
….up like a rocket if we did some lowering of rates, like one point, and some quantitative easing. Yes, we are doing very well at 3.2% GDP, but with our wonderfully low inflation, we could be setting major records &, at the same time, make our National Debt start to look small!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) April 30, 2019
Google翻訳を使いながら日本語に訳してみます。
中国は大規模な景気刺激策を実施しながら、同時に金利を低く抑えている。
一方でFRB(米国の中央銀行に相当)はインフレ率は非常に低いにもかかわらず、絶えまなく利上げを実施し、きわめて大きな量的引き締め(QT=Quantitative Tightening)を開始した。
もし、FRBが1ポイント利下げし、いくらかの量的緩和を始めれば、米国経済はロケットのように上昇する可能性がある。
米国はGDPが3.2%プラスと非常によく推移しているが、現在の低インフレ状態でさらにFRBによる国債購入(=量的緩和=QE=Quantitative Easing)が行われれば、さらに米国経済は記録的な経済成長を遂げられるだろう!
最後の方の訳が微妙かもしれませんが、要はトランプ大統領はFRBに対して、「利下げ」と「量的緩和」を要求しています。
前回の量的緩和(QE=Quantitative Easing)は2008年のリーマン・ショック後ですから、今のような株価が史上最高値の状態で量的緩和なんてしたら、逆効果のように思えますが・・・。
トランプ大統領にとって株価は大統領としての支持率みたいなものなので、どうしても株価だけは下げるわけにはいかない、それどころかどんどん上昇して欲しいという気持ちがあるのでしょう。
政策金利に関しては、FRBは「年内利上げなし or 利上げ1回」と現状では報告していますが、金利先物市場(Fed Watch)では年内に1回の「利下げ」がある可能性が織り込まれています。
- 2019年5月:利下げ確率 2.5%
- 2019年6月:利下げ確率 21.5%
- 2019年9月:利下げ確率 38.6%
- 2019年12月:利下げ確率 41.1%
これを見ると、金利先物市場では9月から12月にかけて「利下げ」があると考えている人が多いようです。
個人的には利下げするほど、米国経済は悪いとは思えませんが。
仮に、年内に米国が利下げしたとすると、日米金利差は縮まるため、ドル円は下落(円高)する可能性が高くなります。
これは日本株にとってはマイナス要因です。
日本は10月に消費税増税もありますから、日本政府からしてみると円高要因となる米国の利下げは行って欲しくない政策でしょう。
しかし、利下げは米国株や米国不動産にとってはプラスなので、トランプ大統領にとっては「金利は低いほどいい」と考えています。
ちょっと前置きが長くなりましたが、2019年4月のドル円相場を振り返ってみたいと思います。
2019年4月のドル円為替レート
私が利用しているOanda Japan(オアンダジャパン)のMT4の4時間足チャートです。
4月は1ドル112円台に乗せても、滞留時間が短く、111円台が居心地がよい空間だったようです。
3週目は為替レートがほとんど動きませんでしたが、4週目から上下の変動幅が大きくなり、現在は下落傾向にあります。
今日の日本時間深夜のFOMCで何かサプライズ的なことが出てきたら、大きく動く可能性もありそうです。
また、パウエルFRB議長のトランプ大統領に対する対応にも注目が集まりそうです。
深夜3時まで起きていられたら為替レートをチェックしてみようと思いますが、たぶんその前に寝てしまうと思います・・・。
2019年4月のFX収支
2019年4月は+5,904円で終えることができました。
ほとんどがスワップポイントによる収入ですが、とりあえずプラスで終えられてホッとしています。
昨年末から抱えていたBUYエントリーの含み損が解消できたのがよかったです。
4月26日の-8760円が余計でしたね。。
しかし、このエントリーで少し目が覚めたような感覚を覚えました。
そして「過去の自分を否定できないとFXで勝てない」と改めて認識しました。
過去の自分を否定できないとFXで勝てない
これが4月26日の-8760円のエントリーです。
青が事実、緑がタラレバ(反省点)です。
この日は米GDPの発表があったのですが、この結果が予想を上回る結果となり、ドル円は大きく上昇しました。
私も結果を見て、さらに上昇すると思い、追随BUYしました。
しかし、私がBUYしてしばらくすると、ドル円は下落していきました。
どうやら、マーケットは私とは違う解釈をしたようです。実際、米10年債利回りはDGP発表後に下落していきました。(=ドル円下落要因)
結果は以下の通りです。
- 実質GDP:予想2.3% → 結果3.2%
- 個人消費:予想1.0% → 結果1.2%
- GDPデフレータ:予想1.2% → 結果0.9%
- PCEコアデフレータ:予想1.4% → 結果1.3%
NY円、小幅続伸 1ドル=111円45~55銭で終了 売り持ち高解消、上値は重い:日本経済新聞(2019/4/27)
米国の物価上昇率が鈍っているとの見方も円買い・ドル売りを誘った。朝方発表の2019年1~3月期の米実質国内総生産(GDP)で個人消費支出(PCE)デフレーターなどの物価指標の伸びが鈍化し、利下げの思惑が強まった。個人消費などの鈍化も円相場を支えた。円は111円43銭まで買われる場面があった。
実質GDPと個人消費は予想を上回る結果でしたが、デフレータ指標が2つも予想を下回っています。
デフレータ指標が予想を下回るということは、予想よりも物価の伸びが鈍化していることです。
物価が上昇(=インフレ)すると、FRBが利上げで対策することが思惑として働きますが、今回はその逆の結果なので、「利上げなし」もしくは「利下げ」という思惑が働いたようです。
金利が上がると債券価格は下がりますが、金利が上がらないとなると債券価格が下がらないため、安心して債券を買いにいけます。
その結果、債券価格が上昇し、債券の利回りは下落します。(=債券の場合、価格と利回りは逆相関)
ただ、こういった経済指標に対するマーケットの反応は事前に読めません。
なので、全てはチャートに織り込まれるという前提でトレードに向かうべきだと個人的には思っています。
私の場合、GDPの結果(予想2.3% → 結果3.2%)を見て、ドル円が上昇しているのを見て、BUYしました。
しかし、その後、すぐに上昇から下落に転じました。
この時点で、自分のエントリー時の判断を否定すべきでした。
含み損が3000円以上出た時点でBUYエントリーを損切りして、ドテンのSELLエントリーをすべきでした。
しかし、私は自分のエントリー時の判断を否定できなかったため、その後、ズルズルと含み損が増えてしまいました。
以前の私だと、このようなケースでは、ただ上昇することを祈っているだけで、損切りラインを設定しないのですが、それはダメだと過去の経験から学んだので、損切りラインを設定しました。
しかし、この損切りラインの位置が間違っていました。今振り返ると、「なんでこんなところで損切りしたんだろう」と感じますが、前回安値のちょい下にストップロスを置くべきでした。
そうすれば、この日は損切りされず、翌日の上昇局面で少ない損失で損切りできました。
以前の私なら、為替レートが自分のエントリーポイントまで戻るまで待っていましたが、これも過去の自分を否定できない典型パターンで、損失が少なくなったところで損切りすべきだと今は思います。
損失を嫌うのは、過去の自分を否定できていない証で、過去の自分を否定できない限り、FXでは勝てないと今はすごく感じています。
これはFXに限らず、何事にも当てはまることかもしれませんが。
今月から平成から令和に元号が代わり、新しい時代となったので、私もFXトレーダーとして新しく生まれ変われるように挑戦してきたいと思っています。
とにかく、過去の自分の判断にこだわっていては結果は出ないので、すぐに間違いを認めて、一旦リセットして考える癖を付けたいと思っています。