8月28日(金)14:00頃、まさかの「安倍総理辞任」というニュースが流れましたが、ドル円がこのニュースに反応(=ドル安円高)したのは当日のみで、その後は緩やかにドル高円安が進んでいます。
辞任当日のドル円は1ドル105円を割りそうな勢いで下落していましたが、どうやら今のドル円は1ドル105円前後が下限の目安となっているようです。
上限の目安は1ドル107円前後あたりでしょうか。
上のチャートはドル円4時間足ですが、8月以降は105〜107円の2円幅のレンジで動いています。
ある意味、すごくボラティリティが低い落ち着いた状態のようにも見えます。
しかし、同時に嵐の前の静けさのようにも感じます。
日本ではさっそく官房長官としてアベノミクスを支えた菅義偉(すがよしひで)氏が次期総理に名乗りを上げ、アベノミクス継続の雰囲気から翌週月曜日からリスクオンへと傾いています。
米国の株価も今のところ絶好調という感じですが、11月には大統領選があります。
私は前回(2016年)の大統領選で60万ほどの損失をFXで出しているので、すごく身構えてしまいます・・・。
ドル円はこのままボラのない落ち着いた感じで進んでいくのか?それとも、米大統領選を前に大きな動きが出てくるのか?
波乱の2020年も残すところあと4ヶ月となりましたが、まだまだこれから年末に向けて一波乱、二波乱と起きても何ら不思議ではないと個人的には見ています。
9/7(月)がレイバー・デー(労働者の日)で祝日となっている米国では、今週末の3連休後に新学期が始まり、相場の流れが変わる可能性があります。
2020年8月のFX月間収支
8月は比較的積極的にエントリーしました。
その結果、27,189円のプラス(前月比+9.27%)で終えることができました。
- 月初残高:293,137円
- 月末残高:320,326円(+27,189円)
- 320,326 ÷ 293,137 = +1.0927…
- 前月比:+9.27%
ロットを増やす練習としてのナンピン
私の今の課題はロットを増やしてエントリーすることです。
現在のように0.1ロットでエントリーしていても、お小遣い稼ぎの領域を出ることができないからです。
FXを1つのビジネスにするには、最低でも月20万円はコンスタントに稼ぎたいところです。
そのためにはもっと大きなロットでエントリーする必要があります。
しかし、いきなり0.1ロットから0.5ロットに増やしてしまうと、ロットの大きさがプレッシャーとなり、冷静なトレードができなくなる可能性があります。
為替レートがエントリーとは反対方向に動いた時に、迅速にロスカットができればいいですが、私の性格からそれは難しいと判断しました。
そこで、私が考えたのがナンピンです。
人は必ず間違います。私も必ず間違います。しかも、私はFX取引がまだまだ下手くそです。
エントリー前のチャート分析で「ここまで為替レートが動いたらBUY(=つまり上昇すると予想している)」と思ってエントリーしたとしても、その後、為替レートが下落してしまうことなんて、今まで何度とありました。
想定とは逆方向に為替レートが動いてしまうことなんて何度も経験してきました。。
ただし、仮に間違えたとしても、下でナンピン買いして少し戻ったところで2エントリーともにエグジットすれば、スクエア付近でトレードを終わらせることができます。(=プラマイゼロ付近で逃げられる)
そして、またゼロから新たなトレードに挑めます。
実は、先月からこれをテストしています。
0.1ロットから0.5ロットにいきなりロットを増やすのは怖いので、「4回までナンピンはOK(=つまり最大0.5ロットまで)」というルールを作り、為替レートが想定と逆に動いた時にナンピンしました。
上のチャートはMT5のスマホアプリのドル円1時間足です。
MT5だとエントリーポイントとエグジットポイントが矢印で表示されて、エントリーとエグジットがラインで結ばれるようになっています。
赤い矢印がSELL、青い矢印がBUYです。
この機能はスマホアプリだけでなく、PC版にもあります。非表示にすることも可能です。
この機能は自分のトレードを振り返るのに非常に役立ちます。
私はもうMT4には戻れません。。この機能はMT4にはありませんから。
私のように裁量トレードしかしないなら、MT4よりもMT5をオススメします。
ただし、MT5に対応しているFX業者はまだまだ少数派です。
私が利用しているXM(エックスエム)ならMT4とMT5の両方に対応しています。
EA(自動売買)を使うならMT4、裁量トレードならMT5というのが今の私の考えです。
さて、上のチャートに話を戻しますが、私は1で0.1ロットでSELLしました。
しかし、その後、私の想定に反してドル円は上昇していきました。
そこで、私は2、3、4、5とナンピン売りを4回しました。
1エントリー0.1ロットなので、この時点での合計ロット数は0.5ロットです。ここが自分が決めた限界ロット数です。
その後、ドル円は私の想定通り(運が良かっただけかもしれませんが)下落していきました。
そして、青い矢印のところで全玉(5エントリーすべて)を決済(反対売買のBUY)しました。
1と2は損失で終わっていますが、3と4と5は利益が出ているので、5エントリートータルでは利益が出ています。
上の履歴のピンクで囲った部分が5エントリーのパフォーマンスです。
まず、合計損益は「-2250 – 1150 + 1290 + 3450 + 6370 = 7,710」となり+7,710円です。
ここからマイナススワップが引かれます。
マイナススワップの合計は「-228 – 228 – 228 – 152 – 152 = -988」となり-988円です。
「7,710(合計損益) – 988(合計マイナススワップ) = 6,722」となり、5エントリーで6,772円の利益となります。
この時は運良くプラスで終えることができましたが、当然、ずーと想定とは逆に動く時もあります。そのときは、ロットが大きくなったぶんだけ損失も大きくなります。
しかし、為替レートは上がる時も下がる時も一直線には進みません。
上げ下げを繰り返しながら、中長期ではどちらかの方向に進んだり、レンジを繰り返します。
また、このナンピンは証拠金維持率に余裕があるからできることです。
証拠金維持率にゆとりをもたせるには「レバレッジを上げる」「入金額を増やす」「ロットを小さくする」の3つしかありません。
私はレバレッジ888倍のXM(エックスエム)を利用していますし、ロットも1エントリー0.1ロットと小さいです。
レバレッジが非常に大きいので、入金額は増やす必要はありません。
20万円を入金して、現在32万円まで残高が増えていますが、「888 × 32万 = 28,416万」となり、2億8416万円の範囲でFX取引ができるということですから。
仮に、レバレッジ25倍の日本のFX業者を利用していたら、私なら300万円くらい入金しないと強制ロスカットが怖くてトレードできませんし、実際に日本のFX業者を利用していた時は300万円を入金してトレードしていました。
このあたりのことは以下の記事に詳しく書いています。FXを始める前に必ず知っておきたいことです。知らない人は資金を溶かしてしまったりしますから。。
「ロットを増やす練習としてのナンピン」が吉と出るか凶と出るか分かりませんが、しばらく練習としてこの手法をテストしてみたいと思っています。
9月もできる限り積極的にエントリーしたいと思います。