9月22日(木)の17時ごろ、財務省が24年ぶりの為替介入を行いました。
円買い介入最大の2兆8382億円 22日に実施、財務省発表: 日本経済新聞(2022年9月30日)
財務省が9月30日に発表した8月30~9月28日の為替介入実績は2兆8382億円だった。9月22日に24年ぶりに実施した円買い・ドル売り介入を反映している。円買い・ドル売りの1日の介入額としては過去最大規模とみられる。
私は外出中で、外で歩きながらたまたまスマホでドル円の為替レートを見たのですが、すごい勢いで下落していてビックリしました。
まるで、2019年1月のフラッシュ・クラッシュを彷彿させるような勢いで下落するドル円を見て、「何が起こっているのだろうか?」と思い、立ち止まってドル円の動きをしばらく見ていました。
ガンガンと下落するドル円を見て「SELL(ショート)しようかな・・・」とも思ったのですが、スマホでの短期トレードは慣れていなく、踏み上げられて含み損を抱えるリスクもあったので、自宅に帰ってからパソコンでトレードしました。
ただ、私が自宅に帰宅したころにはドル円は逆に動いていたので、BUYで3回に分けてエントリーして利益を出すことができました。
為替介入時のドル円4時間足です。
ドル円が1ドル145.9円台とあと少しで146円に達するところで為替介入しています。
結果的に140円台まで下がりましたが、139円までは下落しませんでした。
さらにクローズアップして為替介入時のドル円の動きを見ていきます。
ドル円5分足です。
為替介入が行われたのは9月22日(木)17:00からです。
これは私の憶測ですが、為替介入は2回に分けて行われたのではないかと思っています。
当日の為替レートの動きをトレードしながらずーと見ていたのですが、20:35からも不自然な動き方で下落していったからです。
また、なぜ9月22日(木)なのかですが、おそらく三連休前だったからというのがあると思います。
翌日の23日(金)は秋分の日で日本は祝日です。しかし、世界では営業しているので、海外のトレーダーにいいように動かされてしまいます。
へたしたら、1ドル150円に向かって急激な円安が進んでしまう可能性もあります。
そういった背景もあり、三連休前の夕方から夜にかけて為替介入が行われたのではないでしょうか?
いずれにせよ、この為替介入によって、ドル円が1ドル145円以上に上昇するには心理的なブレーキが働きます。
1ドル145円を超えると、また為替介入が行われてドル円をBUYしていた投資家は大きく含み損を抱えることになるからです。
ドル円をBUYしていたとしても、当面は1ドル145円で利食いが出やすくなる展開が続き、145円がドル円の上限になる可能性が高そうに感じています。
しかし、アメリカは来年まで利上げ路線ですが、日本は利上げしない路線で、今後さらに日米金利差は広がるばかりです。
ドル円BUYのスワップポイントも大きくなりますし、多少の含み損を抱えても、スワップポイントが入ってくるので、心理的にはBUYしやすい環境と言えます。
年末までに1ドル150円まで上昇するという声も見かけますが、予想しても当たらないので、チャンスを見出した時に上手にトレードできたらと思っています。
2022年9月のFX月間収支
2022年9月は11,956円のプラスで終えました。
利益の大半は為替介入時のトレードで稼いだ感じです。
10月も為替介入があったら、同じような感じでトレードしたいと思っています。
- 月初残高:49,398円
- 月末残高:61,351円(+11,956円)
- 61,351 ÷ 49,398 = 1.242
- 前月比:+24.2%