昨日は前日から抱えていたBUYエントリーを夕方5時まで保有して、指値にかかり+8358円で終えることができました。
前日から保有していたエントリーだったので、スワップ金利が228円ほどついています。
27.1Pipsですから、私としてはかなり取れた方になります。
1回のエントリーで8000円以上を利食いできたことはすごく嬉しいです。
私が利用している「Oanda Japan(オアンダジャパン)」のドル円15分足のチャートです。
昨日はお昼くらいからドル円がぐいぐいと上昇していきました。
私はこの上昇時に裁量で利食いそうになったのですが、いつも早すぎる利食いで後悔することが多いので、昨日はぐっと我慢して利益確定を引き延ばしました。
1ドル114円付近で3時間くらいもみ合いましたが、その後、114円を超えてさらに上昇していき、私の指値に刺さりました。
1つ反省点といえば、利益確定した後にすぐにSELLしなかったことです。
というのも、最近のドル円は1ドル114円台の滞空時間は非常に短いので、また1ドル113円台に戻る可能性が高かったからです。
ドル円4時間足のチャートです。1ドル114円台に赤丸をつけていますが、見ての通り、なかなか1ドル114円台に定着せず、すぐに113円台に引き戻されていきます。
昨日は8000円以上という額を利益確定できた満足感から、ちょっと油断してしまったようです。
利益確定後に、貪欲にSELLのタイミングを伺っていたら、30PipsくらいSELLで取れていたのですが。といっても、タラレバですが。。
今後、ドル円は1ドル114円台に定着することができるのでしょうか?それとも、米中貿易摩擦などのリスクオフ要因で円高に巻き戻されるのでしょうか?
そんなことを考えていたら、昨日の日経新聞に面白い記事がありました。
年末はレパトリ減税でドル需要が強くなりドル高円安か?
米大型減税、ドル高要因に 海外の利益還流 年末にかけ需給逼迫 追加利上げも後押し:日本経済新聞(2018/11/13)
「18年末のドル高は『レパトリ減税』が変数になる」。こう話す市場関係者が増えている。レパトリ減税は米企業が海外に滞留していた資金を自国に戻す際の税を優遇する措置。17年末成立の米税制改革に盛り込まれた。
これまで米企業が自国に戻す海外利益には税率35%が課されたが、税制改革により18年以降の利益は非課税となった。一方1986~2017年までに累積した利益は、自国還流してもしなくても8~15.5%の軽減税率で課税する。このため足元では米企業の資金還流の動きが増えている。
レパトリ減税によって税率が非課税になったり、減税されたりするので、米国企業は海外で稼いだ外貨を自国通貨であるドルに戻す傾向が強くなります。
「外貨を売ってドルを買う」という動きが増えるので、ドル高に動きやすくなります。
そもそも年末は海外資金の自国還流が多い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作氏は「18年はレパトリ減税の影響で海外資金を自国に戻し株主還元や債務返済に充てる例が増える」と予想する。同証券は、税制変更直後より増加ペースが鈍るとしても、7~12月の海外利益の自国還流は前年比1.5倍で推移するとみる。
例年、年末になるとドル需要は決算期を迎えることで増大する。需給逼迫はドル高圧力になる。
さらに、11月〜12月はドル需要が強い季節です。それは以下の記事に書いた通りです。
日本企業の活発な海外M&A(合併・買収)も年末のドル需要を押し上げそうだ。M&A助言のレコフの過去5年の調べによると、企業のM&A数は10~12月期が1~3月期より2割近く多い。市場では株主に示した目標を実行するため、年末は駆け込みのM&Aが発生するとの見方もある。
最近は、日本企業の海外M&Aも増えています。しかも、額が過去のM&A案件と比較にならないほど巨額の買収もあります。
日本企業が海外企業を買収する場合、円を売って外貨を買ってから海外企業を買収するので、円売りドル買いの動きが増え、ドル高円安に動きやすくなります。
といっても、世界経済は様々なリスクも潜んでいます。リスクオフになると「有事の円買い」傾向になるので、年末にかけてドル需要と世界経済リスクの綱引きのような状態が続きそうです。
個人的には1ドル115円に一度くらいのせて欲しいと思っているのですが、今までの経験から1ドル114円以上でBUYするのはちょっと怖くもあります。
というのも、過去にさんざんBUYエントリーで多くの含み損を抱えて、身動きできないことがあったからです・・・。
といっても、ちゃんと損切りすればいいだけの話なのですが、それがなかなか難しいですからね。。