またやってしまいました・・・。
BUYしたドル円を損切りできず、ただ下落し続けるドル円を眺めるのみ・・・。
SELLで含み損を抱えた時は、マイナスのスワップポイントが嫌で、2万円超で我慢できずに損切りできたのに、プラスのスワップポイントがあるBUYではなぜか損切りできず・・・。
最初の始まりはこのSELLの損切りです。
-24,693円を損切りしました。
損切り直後に、「この損失を取り返してやろう」と思ってしまい、今度はBUYでエントリー。
結局、このBUYエントリーが最高値でのエントリーとなってしまい、ナンピン買いで入ったBUYエントリーもさらに含み損。
そして、ドル円の急落に為す術もなく、16万円以上の含み損を抱えてしまいました・・・。
今日はクリスマス(12/25)なので、私がトレードしている「Oanda Japan(オアンダジャパン)」も「XM(エックスエム)」も休場です。
そのため、この含み損は今日の朝7時時点のものになります。ドル円の終値は110.42円となっています。
ちなみに、この記事を書いている現在のドル円は110.31円なので、今の含み損はさらに多いことになります。
12月25日時点のドル円、週足と日足
ここで12月25日時点のドル円のチャートを確認してみたいと思います。
まずは、週足チャートです。
20期間移動平均線とボリンジャーバンド(2シグマ)を表示してます。
この時点でほぼボリンジャーバンド(2シグマ)の下限に到達しています。
ここをから反発するのか、それともさらに下げるのか。
雰囲気的にはさらに下げそうな感じですが。。
結局、今年(2018年)も2017年に何度も抑えられた1ドル114.5円を超えることはできませんでした。
ドル円日足チャートです。
113円を割ってから、一気に下落しました。
今年中盤からは、安全資産としてドルと円が競っている状態で、なかなか「有事の円買い」が進まない傾向がありましたが、とうとう「安全資産としてのドル」よりも「有事の円買い」が勝る展開となってきました。
12/19のFOMC以降、流れが一気に変わった印象があります。
この下落にSELLでついていけたら・・・タラレバする日々です。。
有事の円買いが進んだ要因
先日のFOMC前、トランプ大統領はFRBに利上げするなと警告していました。
しかし、FRBはホワイトハウスとは独立した機関なので、利上げを決行しました。
しかし、2019年の利上げ回数を3回から2回に減らすと宣言しました。
トランプ大統領が利上げを嫌う理由は、利上げが株安に直結するからです。
利上げすることにより、債券の利回り上昇につながり、株式から債券へマネーが流れやすくなり、株安になりやすいからです。
トランプ大統領の警告を無視して利上げしたFRBに対して、トランプ大統領は激怒しています。
そして、お得意のツイッターでFRBやパウエル議長をディスります。しまいには、「パウエル議長を解任」というニュースまで飛び出しています。
トランプ氏、利上げ決定後にパウエルFRB議長解任を議論-関係者 – Bloomberg(2018年12月22日)
トランプ米大統領は、今週の利上げ決定と数カ月にわたる株価低迷を受けてパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長への不満を募らせ、解任を話し合ったと事情に詳しい4人の関係者が明らかにした。
側近らはトランプ氏が実際に行動起こすとは確信を持てておらず、大統領のひとしきりの怒りが年末年始の休暇中に収まることを期待していると、関係者が匿名を条件に語った。側近の一部は、パウエル議長解任は多大な損害をもたらす行為だと大統領に警告した。
ここ数日、トランプ大統領は何度も私的な場でパウエル議長解任を語っていたと関係者の2人は述べた。
トランプ大統領:FRBは米経済の「唯一の問題」-理解力ないと非難 – Bloomberg(2018年12月25日)
トランプ大統領は株式相場が急落したのは米連邦準備制度理事会(FRB)が原因だとして、激しく攻撃した。先週末には大統領がパウエルFRB議長の解任を検討したとの報道も伝わった。
トランプ氏は24日、「米国経済が抱える唯一の問題はFRBだ。相場感覚がなく、必要不可欠な貿易戦争のほか、ドル高、国境問題により民主党が政府機関を閉鎖したことすら理解していない」とツイート。「FRBは、力は強いがタッチ(アプローチやパターの感覚)がないためスコアが上がらないゴルファーのようだ。こういう人間はパットなどできない!」とコメントした。
トランプさんからしてみると、株価は大統領としての通信簿みたいなものなので、株価が下がると2020年の大統領選で勝てなくなる可能性が上がります。
もしくは、次の大統領選で株価が低迷していた時の言い訳として今のうちからFRBのせいにしようとしているのだと思います。
さらに、ムニューシン財務長官の解任のニュースまで飛び出ています。
米財務長官、株安の責任取らされる恐れ-大統領が解任検討と関係者 – Bloomberg(2018年12月25日)
トランプ大統領はこれまでツイッターへの投稿やインタビューで、市場動向への不満をパウエルFRB議長にぶつけてきたが、今後の矛先はムニューシン長官に向かう恐れがある。トランプ大統領の考えに通じている関係者1人によると、大統領はムニューシン長官の解任を検討しているという。また別の関係者は、ムニューシン長官の在任期間は相場がどのくらい下がり続けるのかによっても左右される可能性があると語った。
株価下落が原因で財務長官が解任されるって、まるで企業のようです。
個人的にはマティス国防長官の辞任がリスクオフのムードを一番作ったと思っています。
マティス国防長官「同盟国に敬意を」 辞表を公開:日本経済新聞(2018/12/21)
さらに、米政府一時閉鎖などのニュースも重なり、マーケットは完全にリスクオフへ。
株価は大きく下げ、それに伴いドル安(=円高)になっています。
ここまで株価にとってマイナスのニュースが続き、株価が下がってしまうと、「安全資産としてのドル」は「有事の円買い」に負けてしまい、ドル安円高が進んでしまいます。
含み損を年内に損切りすべきか?来年まで持ち越すべきか?
投資の世界、特にFXのようにレバレッジを効かせている場合、自分の失敗(負け)を認めることができないことが損失を招きます。
私の場合はまさにそれで、同じ失敗を何度もしてしまいます。。
振り返れば、去年も12月にドル円BUYを損切りできずに含み損を抱え、結局、今年の9月まで保有してなんとかプラスで終えました。
最終的にプラスで終えることができましたが、この約9ヶ月間、トレードをほとんどせず、ひたすらプラスのスワップポイントをもらうだけの生活が続きました。
だから、全くトレードが上達しませんでした。
そして、1年ぶりにまた同じ失敗です。。全く成長していません。。
今はこの含み損を年内に損切りすべきか?それとも、来年まで持ち越すべきか?を考え中です。
12月にこれだけ株が売られると、年が明けて1月になると買い戻される傾向があります。その結果、ドル円の上昇も期待できます。
でも、2019年もこの傾向通りになるとは限りません。さらに、株価が下落し、リーマンショックみたいになったら、ドル円は1ドル100円を割る可能性もあります。
今年は11月までに+230,237円を利益確定しました。
12月は今のところ24,693円を損失確定しているので、現状では205,544円のプラスです。(230,237 – 24,693 = 205544)
なので、今のうちに損切りすれば、今年はプラスで終えられます。
でも、さすがに17万円も損切りするのは非常に勇気がいります。。
ドル円の場合、BUYなら今はスワップポイントが多いので、このまま保有しながらスワップポイントを受け取りつつ、ドル円が上昇するを待つという選択肢もあります。
でも、なんとなくリーマンショック10年目でリーマンショック級の弱気相場が来そうな雰囲気もあります。
そうなると、ドル円は1ドル100円に向かうと思います。
このような葛藤の中で、この含み損をどうするか悩む毎日です。
ただ、この本を読むと、cisさんなら迷わず損切りしているんだろうなぁ〜と思います・・・。
この年末年始は本でも読みながら、凄腕投資家さんたちのメンタリティを学ぼうと思っています。。
このままではいつか溶かしそうです・・・。