サイト運営者のイラスト
この記事を書いた人:ジェイ Twitter Instagram

2016年にFXを開始するがいきなり60万円を超える損失を出す。しかし諦めずにその後もチャート分析を研究。2020年の新型コロナの自粛期間にFXは不況期に強いビジネスと再認識し、さらに研究に熱を入れる。詳しい自己紹介はこちら »

OANDA(オアンダ)の通貨ペアごとのスワップ金利比較、どの通貨ペアが高金利なのか?(2018年6月11日)

先日、日経新聞を読んでいたら、FXでトルコリラが人気通貨という記事を見かけました。

ミセス・ワタナベ狩りか トルコリラで投機筋と攻防:日本経済新聞(2018/5/28)

今や米ドルの次に注目度が高い通貨はトルコリラ――。外国為替証拠金取引(FX)を手掛ける個人投資家(通称、ミセス・ワタナベ)を対象にした調査で、そんな結果が出た。下落基調を強めているがゆえに割安感もあるとされるリラ。金利も高めで日本の個人投資家によるリラ買いは活発だ。

外為どっとコムの顧客を対象とした調査では、「買いの対象として注目している通貨」では以下のようなランキングになったそうです。

  1. 米ドル(対円)
  2. トルコリラ(対円)
  3. 豪ドル(対円)
  4. ユーロ(対米ドル)
  5. ニュージーランドドル(対円)

トルコリラが米ドルに続く2位になっています。

豪ドルやニュージーランドドルは高金利通貨としてスワップ金利狙いの投資家に昔から人気です。

ドル円は日本人投資家としては一番馴染みがある通貨です。

ユーロドルは世界で一番流通量が多い通貨です。

このような人気通貨の中で、トルコリラが2位になっている理由ですが、これはトルコリラが圧倒的な高金利通貨だからです。

FXで高金利通貨のリラを買った場合のスワップポイント(リラと円の金利差から生まれる収入)も高い。業者にもよるが、年率換算した金利は10%以上になる(証拠金倍率1倍のケース)。

というわけで、私が使っているOanda Japan(オアンダジャパン)で、現時点の通貨ペアごとのスワップ金利を比較してみたいと思います。

ちなみに、ちょうど一年前ほどにもスワップ金利の比較記事を書いています。

XMとOANDA(オアンダ)の通貨ペアごとのスワップ金利比較(2017年5月)

2017年5月13日

OANDA(オアンダ)で通貨ペアごとのスワップ金利を調べる方法

Oanda Japan(オアンダジャパン)の通貨ペアごとのスワップ金利は以下のページで調べることができます。

Currency Interest Rates | OANDA

英語のページですが、使い方は簡単です。

以下の5つの手順を踏みます。

  1. Account Currencyで「JPY」を選択
  2. Currency Pairで通貨ペアを選択
  3. Actionで「Buy/Long」か「Sell/Short」を選択
  4. Number of Unitsで通貨数を入力 例)1ロット(10万通貨)なら100000、0.1ロット(1万通貨)なら10000
  5. Hours Heldで「24」と入力 ※24時間(1日)のこと

たとえば、「ドル円のBuyで1ロット(10万通貨)」なら上記のようになります。

一番下の「Interest Earned (JPY)」がスワップ金利です。

「ドル円のSellで1ロット(10万通貨)」なら上記のようにマイナスのスワップ金利になります。

ちなみに、スワップ金利は日々変化しています。

OANDA(オアンダ)の通貨ペアごとのスワップ金利比較

では、実際にOanda Japan(オアンダジャパン)で対円で投資できる「通貨」や「コモディティ」のスワップ金利を調べてみました。

Buy/Longでのスワップ金利の高い順に掲載し、最後にユーロドルも掲載しています。

※1ロット(10万通貨)を24時間保有した場合

Oanda Japan 通貨ペアごとのスワップ金利(2018年6月11日現在)
通貨ペア Buy/Long Sell/Short
TRY/JPY
トルコ リラ
866.11 -1141.39
USD/JPY
米ドル
346.22 -677.39
AUD/JPY
オーストラリアドル
160.38 -515.52
NZD/JPY
ニュージーランドドル
159.02 -731.5
CAD/JPY
カナダドル
138.18 -451.69
ZAR/JPY
南アフリカ ランド
118.89 -184.68
MXN/JPY
メキシコ ペソ
80.00 -129.64
PLN/JPY
ポーランド ズウォティ
29.14 -212.28
CNY/JPY
人民元
7.37 -213.83
INR/JPY
インド ルピー
6.03 -24.81
THB/JPY
タイ バーツ
1.41 -40.86
NOK/JPY
ノルウェー クローネ
-3.74 -78.46
CZK/JPY
チェコ コルナ
-4.83 -65.61
TWD/JPY
台湾ドル
-20.73 -19.77
HKD/JPY
香港ドル
-24.94 -59.47
SEK/JPY
スウェーデン クローナ
-32.88 -43.27
DKK/JPY
デンマーク クローネ
-32.95 -72.1
SAR/JPY
サウジ リヤル
-92.28 -244.73
GBP/JPY
英ポンド
-141.47 -404.21
SGD/JPY
シンガポールドル
-163.61 -332.87
EUR/JPY
ユーロ
-302.32 -231.19
CHF/JPY
スイス フラン
-564.59 -76.3
XAG/JPY
-6355.24 -6863.66
XPT/JPY
プラチナ
-94270.72 -646232.61
XPD/JPY
パラジウム
-381615.33 -1877547.43
XAU/JPY
-723037.23 -410372.48
EUR/USD
ユーロドル
-889.17 391.23

最近は米10年債利回りが上昇しているので、ドル円のBuy/Longのスワップ金利が2位になっており、高金利通貨と言われているオーストラリアドルやニュージーランドドルの2倍以上のスワップ金利が付いています。

私が塩漬け状態で大幅な含み損を抱えているドル円の3つのエントリー(0.9ロット=9万通貨)から出るスワップ金利も、今月に入ってから以下のように増えています。

5月までのスワップ金利は1日340円台でしたが、6月(赤枠)に入ってから370円台に増えています。

しかし、ドル円以上にスワップ金利が高いのがトルコリラです。ドル円の2.5倍のスワップ金利が付き、堂々の1位となっています。

ユーロドルのSell/Shortもスワップ金利が高いですね。

(追伸 2018年6月16日)ドル円Buyのスワップ金利がさらに増加

6月14日から「ドル円BUY」のスワップ金利が430円台に一気に増加しました。

そして、翌日15日には440円台に増加。

6月15日(金)の米10年債利回りは2.924%と3%には乗っていませんが、日本の10年債利回りが0.035%と低下しているので、その影響かもしれません。

マネーは金利の低い方から金利の高い方に動く傾向があります。これは当然です。金利5%の銀行と金利0.001%の銀行だったら、当然、金利の高い前者の銀行を選ぶでしょう。

それと同じで、金利の高い通貨と金利の安い通貨だったら、金利の高い通貨を選ぶという動機が働きます。

さらに、米ドルは世界の基軸通貨で、新興国通貨と違い信頼性があります。

今後、スワップ金利狙いの米ドル買いをする投資家が増えてきて、ドル高円安の動きが明確になってくる可能性もありそうです。

ただし、世界のマネーの動きは金利だけでは決まりませんから、他の要素との兼ね合いももちろんありますが。

FXでスワップ金利狙いのトレードをすべきか?

では、スワップ金利狙いのFXはお得なのか?

多くのスワップ金利がつくトルコリラをBuy/Longすべきなのか?

私は個人的にはFXでスワップ金利狙いのトレードは辞めた方がいいと思っています。

FXで利益を得るなら、キャピタルゲイン狙いが正当だと思います。

スワップ金利はキャピタルゲイン狙いのおまけくらいに考えた方がいいのではないでしょうか?

なぜなら、トルコリラなどの高金利通貨は乱高下も激しいからです。

上のチャートはOanda Japan(オアンダジャパン)で見ることができるトルコリラ/円の2007年からの月足チャートです。

このチャートを見れば分かる通り、仮にスワップ金利狙いでトルコリラ/円をBuyしても、毎日スワップ金利はもらえるかもしれませんが、その何倍ものキャピタルロスが出ていることになります。

人によっては強制ロスカットで資金を溶かしてしまった人もいるのではないでしょうか?

私の友人も2008年にスワップ金利狙いで南アフリカランド/円をBuyしていましたが、リーマンショック後の乱高下で強制ロスカットされてしまい、150万円もの大金を溶かしてしまいました。

ドル円のような比較的安定した値動きをする通貨なら、1ドル100円くらいの時にスワップ金利狙いでドル円をBuyして長期保有するのはいいかもしれません。

しかし、先の動きが読みづらいトルコリラのような通貨では、どんなにスワップ金利が高くても、スワップ金利狙いのFXトレードはギャンブル性がすごく高くなるため、辞めた方がいいと個人的には思っています。

実際、ドル円の場合でも、買っているトレーダーやSellでキャピタルゲインを得ている人が多いように感じます。

私が使っているFX業者について

私は現在、レバレッジ最大888倍の「XM(エックスエム)」でFXトレードをしています。

XM
https://www.xmtrading.com/jp/

XM(エックスエム)は海外のFX業者なので、日本のレバレッジ25倍までの規制に縛られることなく、ハイレバレッジでFXトレードが可能です。

強制ロスカットにかかるリスクを低くするために、日本のFX業者では100万円以上の入金は必要だと個人的に思いますが(私は300万円入金していました)、レバレッジ最大888倍のXM(エックスエム)なら10万円の入金でも十分です。

つまり、レバレッジが大きい方が拘束される資金(=口座に入金する資金)も少なくて済むということです。

「FXに挑戦したいけど十分なお金がない...お金が貯まるまで待てない」という人は、 XM(エックスエム)で挑戦してみるといいと思います。いま現在、手元に現金がなくてもクレジットカード入金も可能です。

さらに、XM(エックスエム)なら世界標準のFX取引ツール「MT4(MetaTrader4)」をデフォルトで利用できます。

「MT4」は日本の多くのFX業者ではなぜか取り扱っていませんが、FXトレーダーの中では 「MT4で取引するだけで勝率が上がる」と言う人もいますし、「MT4じゃなと勝てない」と言う人もいるくらいの高性能な取引ツールです。

世界ではFX取引ツールと言えば「MT4」なのです。

さらに、XM(エックスエム)なら口座開設で3000円受け取れ、さらに入金するごとにボーナスクレジットというトレードに使える資金を受け取れます。

私は10万円を入金して63,509円のボーナスクレジットを受け取り、163,509円からスタートしました。

海外の証券会社ですが、日本語でのサポートも充実しています。私は分からないことがあるとチャットによるリアルタイムサポートで質問して解決しています。

XM(エックスエム)の口座開設や入金方法、入金ボーナスに関しては以下の記事で詳しく説明しています。

XM(エックスエム)の口座開設手順を分かりやすく解説、口座開設で3000円、入金で最大50万円を受け取れ、トレード資金として使えます。

2019年10月3日

XM(エックスエム)の入金方法、入金額は1万円から送金手数料なし、日本の銀行に振込して1時間以内に口座に自動反映、10万円を入金

2019年10月8日

いま手元にお金がない人でもクレジットカード入金でFX取引ができるXM、即入金ですぐに為替トレード可能。入金額10万円でも8880万円分までの外貨取引が可能に、10万円を入金

2020年3月17日

XMの入金ボーナス(日本円で最大約50万円)について分かりやすく解説、トレード資金に使えます。

2019年10月9日

世界標準のトレードツール「MT4」のダウンロード、ログイン、設定の仕方については以下の記事で解説しています。

FX取引ツール「MT4(MetaTrader4)」のダウンロード方法、アプリの立ち上げ、ログインの手順について解説

2019年11月6日

初めてMT4でFXトレードする人が最初に設定しておきたいこと、移動平均線やRSIや複数時間軸チャート表示、ワンクリック取引を可能になど

2019年11月11日

また、FXをやる前に必ず知っておきたいことについては以下の記事で触れています。(意外と盲点ですし、知らないと最悪、資金を溶かすことになります。)

「海外FX証券=ハイレバ=危険」ではない理由、ハイレバレッジで小ロットなら逆に強制ロスカットされにくくなり安全、拘束される資金も少なく済む、けっこう皆さん勘違いされていますがFXを始める前に知るべきことです。

2020年4月8日

FXで強制ロスカットを避けるために注意すべき5つのこと、入金額・レバレッジ・ロット数でコントロール、あとの2つは・・・

2019年10月11日

【実例】レバレッジごとの証拠金維持率の違い、レバレッジが大きくなると証拠金維持率も増え、強制ロスカットまでの距離が遠くなる

2019年10月14日

今すぐXM(エックスエム)でFX取引したい人は、「リアル口座」「MT4(MT5よりMT4の方が安定していて優秀)」「スタンダード口座」で口座開設することをオススメします。
https://www.xmtrading.com/jp/

口座開設に1〜2日、入金は銀行振込でもクレジットカード入金でも数分で完了するので、最短で2日後にはトレード開始できます。

日本の証券会社でFXをやりたいと考えている人なら、MT4が使える「Oanda Japan(オアンダジャパン)」がオススメです。私も以前、ここでトレードしていました。

広告にはあまり費用を使わない会社なので、日本での知名度はそれほど高くありませんが、実力&歴史ともに兼ね備えた信頼度の高いFX業者です。

ただし、レバレッジが25倍なのでそれなりの資金を入金しないと強制ロスカットにかかる確率が高くなってしまいます。(これは日本のどのFX業者にも言えることです)

私は300万円入金してトレードしていました。

2019年にマンションを購入して頭金の支払いにまとまった資金を入れたため、FXに100万円以上の資金を入れるのは難しいので、XM(エックスエム)に20万円だけ入金してトレード技術を磨いています。

寝ている間に為替レートが大きく動いて、仮に強制ロスカットされたとしても20万円の損失で済むので、心のゆとりを持ちながらトレードと向き合えています。