昨日というか、日本時間では深夜3時だったので今日なのですが、FOMC議事要旨がありました。
私は3時まで起きていようと思ったのですが、23時頃に睡魔に襲われたので、2時間ほど仮眠して、25時(深夜1時)に起床。
そこから、1時間ほどお風呂でYouTubeを見ながら眠気を覚まし、26時(深夜2時)からパソコンの前で待機。
Bloombergの動画を見ながら、チャートをチェックして、27時(深夜3時)のFOMC議事要旨が始まるのを待ちました。
結果的には、マーケットにタカ派的な内容と受け止められ、米10年債利回りの上昇と共に、ドル円も上昇。
1円以上も上昇し、112円台まで乗せました。
今月始めには100万円近くあった私の含み損も、今は11万円くらいまで減っています。
BUYで含み損を抱えている私としては、この勢いで1ドル115円くらいまで行って欲しいと思っているのですが、そんな簡単には上昇は続かないと思います。
とりあえず、2017年9月21日のFOMC議事要旨の内容を振り返りながら、ドル円のチャートを見てみたいと思います。
2017年9月21日のFOMC議事要旨
ざっくりと、イエレンの記者会見での発言をまとめます。
- 2008年の金融危機後から始まった量的緩和政策を終結し、2017年10月に保有資産縮小開始を決定。債券の保有量を段階的に減らす。
- FF金利は年1.00〜1.25%に据え置き。
- 物価変動は今後数年で2%付近に回復し、安定するとの見方を変えない。
- 参加者16人中12人が年末までの追加利上げを予測。
- ハリケーンの経済への悪影響は一時的なもの。
参考:
日本経済新聞:FRB、金融危機対応を脱却へ 米量的緩和導入9年
ロイター:米FOMC:識者はこうみる
Bloomberg:FOMC:保有証券縮小、10月開始-年内と来年の利上げ予測維持
マーケットは保有資産縮小については織り込み済みでしたが、最近の経済指標が良かったり悪かったりだったので、年内利上げ示唆はタカ派寄りと受け止められ、その結果、ドル円は大きく上昇しました。
FedWatchの12月13日の利上げ予想確率は現在、70.5%となっています。前日は56.6%だったのでだいぶ上がりました。
ただ、実際に12月に利上げするかどうかは今後の経済指標にも寄るかと思います。もし、年内利上げ見送りとなったら、今度は大きくドル安円高へと動きそうです。
ちなみに、FRBは2008年の金融危機以降、米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を大量に買い入れ、保有する資産量が9,000億ドルから4兆5,000億ドルまで膨らみました。
2014年10月に買い入れ終了してからも、満期を迎えた債券や証券へ再投資し、資産量は維持しています。
しかし、とうとう、今年10月からは再投資も取りやめて保有資産を圧縮することになります。
FRBが手持ちの米国債を圧縮するということは、債券価格が下がる(=利回りは上がる)ということです。
日本の債券利回りはゼロ金利なので、米国債の利回りが上昇すれば、日米金利差拡大により、円売り・ドル買いの材料となります。
ただ、トランプ政権の不確実性や北朝鮮問題があるので、どうなるのかは分かりませんが・・・。
FOMCでのドル円チャートの動き
今度はチャートをチェックしてみます。
5分足です。
私はリアルタイムで見ていたのですが、最初少しだけ上に行き、その後、大きく下へ。それから、反動を付けるように上昇していきました。
私はある程度、上昇したところでBUYでエントリーしたのですが、上昇しきったところでエントリーしてしまい、結局、プラマイゼロで決済しました。
ただ、あのまま保有してたら、今日の午前中には50pips以上の含み益を抱えていたのがですが・・・タラレバですが。。
最近は、経済指標などが発表されるタイミングでは無理にエントリーしないようにしています。どちらに動くか分からないからです。
次に日足を見てみたいと思います。
年始に付けた最高値118.606から最安値107.325にフィボナッチリトレースメントを引いてみました。
50.0が112.959なので、113円手前で半値戻しになり、ここまでは上昇しても、ここからテクニカル的に売ってくる勢力もいそうです。
逆に、113円をはっきりと超えたら、テクニカル的にさらに上昇する可能性もありそうです。
61.8が前回高値である114.505付近なのも気になります。
ここまで上昇すれば、私の含み損も解消されるのですが・・・。
前回高値の114.505から最安値の107.325までフィボナッチリトレースメントを引いてみました。
76.4が112.794円です。
114.505を三点天井としてそこから下落するのか?
それとも、それを超えて上昇するのか?
もしくは、112円台を高値に北朝鮮リスクなどで下落していくのか?
とりあえず、今後もファンダメンタルズ重視よりも、移動平均線とダウに注目しながらトレードしていきたいと思います。