昨日(2018年10月5日金曜日)は21:30から米雇用統計の発表がありました。
1時間くらい前からいつもとは違った静けさを感じたのは私だけでしょうか。
なんとなく、昨日の雇用統計の内容はいつも以上に注目されていたような気がしました。
私は雇用統計の発表と同時にトレード開始したのですが、その後90分ほどで11回エントリーして合計で5660円を利益確定させることができました。
トレード開始時間が15:30となっていますが、MT4は日本時間とタイムゾーンが違います。
夏時間だと6時間の時差、冬時間だと7時間の時差があります。
今は夏時間なので、15:30に6時間を足せば21:30になります。
トレーダーによっては、日本時間を表示させるインジケーターを使っている人もいるようですが、私は頭の中で6時間足したり、7時間足したりしています。
昨晩のトレードは前半はBUYが多いですが、いつもの癖が出ていると思い直し、後半はSELLでも取りに行きました。(私はBUYばかりしてしまうところがあります・・)
昨日は久しぶりの雇用統計でのスキャルピングだったので、怖かったので0.2ロットでトレードしました。
もう少し慣れてきたら、0.3に増やしたいと思っています。
あとは、昨晩は私が苦手としている損切りも1度だけできたのは収穫だったかもしれません。(私は損切りができない傾向にあります・・)
結局、損切りしなかったらプラスに終えることができた値動きだったのですが、今まで損切りできずに含み損がどんどん膨らんで、その後、何もできなくなる展開ばかりだったので、想定と反対に動いた時には損切りすることを心がけています。
損益が200円以下のものはトレーリングストップにかかったものです。
私はエントリー後、すぐにトレーリングストップを入れるようにしています。
そして、トレーリングストップの音がビーとなったら、すぐにトレーリングストップを終了して、2pips前後プラスになる位置にトレーリングラインを置くようにしています。
上のチャートではSELLのエントリーラインの真下に決済逆指値(ストップロス)のラインが入っていますが、これで損失が出ないトレードの出来上がりです。負けない戦いですね。(たまに、1〜2pipsの「スリッページ=決済ラインが滑る」が起こって微マイナスになることもありますが。。)
こういった設定が気軽にできるのが「MT4(MetaTrader 4)」を私が使う理由であり、世界の多くのFXトレーダーから選ばれている理由だと思います。
日本のFX業者では「MT4(MetaTrader 4)」はマイナーですが、私が利用している「Oanda Japan(オアンダジャパン)」なら「MT4(MetaTrader 4)」を使うことができます。
雇用統計のような経済指標発表後は値動きも上下に大きくなりがちなので、トレーリングラインが出てすぐにかかってしまうこともあるのですが、このケースではプラス100〜200円になることが多いです。
決済逆指値(ストップロス)を配置したら、今度はエントリーラインからドラッグアンドドロップして、決済指値(テイクプロフィット)ラインを配置します。
このラインまで為替レートが動いてくれたら利益確定です。届きそうで届かない値動きの場合は、手動で利食いすることも多いです。
今月に入ってからのFXトレードのパフォーマンスです。スワップ金利も含め合計で12,832円を利益確定できています。
このペースで10月を終えられたらいいのですが、油断せずにやっていきたいと思います。
2018年9月の米雇用統計の内容
昨日の米雇用統計(2018年9月)の内容を振り返ってみたいと思います。
予想 | 結果 | |
---|---|---|
非農業部門雇用者数 | +18.5万人 | +13.4万人 |
失業率 | 3.8% | 3.7%(1969年12月以来の低水準) |
平均時給 | +0.3%(前月比) +2.8%(前年比) |
+0.3%(前月比) +2.8%(前年比) 27.24ドル |
米雇用統計:雇用者数と賃金、伸び鈍化-失業率3.7%に低下 – Bloomberg
米労働省の5日発表によると、9月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比13万4000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万5000人増だった。悪天候のために働けなかった人が29万9000人に上った。前月の雇用者数は27万人増(速報値20万1000人増)に大幅上方修正され、3カ月間の平均は19万人増となった。
9月の失業率は3.7%と、69年12月以来の低水準。市場予想の3.8%より低かった。前月は3.9%。平均時給は前年比2.8%増で、市場予想と一致。8月は2.9%増だった。
「U6」と呼ばれる不完全雇用率は9月に7.5%に上昇。前月は7.4%だった。U6にはフルタイムでの雇用を望みながらもパートタイムの職に就いている労働者や、仕事に就きたいとは考えているものの積極的に職探しをしていない人が含まれる。
米雇用統計、9月は就業者の伸び鈍化 失業率は3.7%に改善 | ロイター
米労働省が5日発表した9月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が13万4000人増となり、市場予想の18万5000人増を大幅に下回った。1年ぶりの小幅な増加にとどまった。ハリケーン「フローレンス」の影響が出たとみられる。
時間当たり平均賃金の伸びは前月比0.3%で市場予想と一致したが、前年同月の0.5%を下回った。前年比では2.8%と、9年超ぶりの大幅増となった前月の2.9%から小幅鈍化した。賃金は安定的に伸びており、緩やかな物価圧力を示唆した。景気過熱の懸念が後退し米連邦準備理事会(FRB)が徐々に利上げを進める方針を維持する材料となるかもしれない。
米失業率3.7%、48年ぶり低水準 9月雇用は13万人増 トランプ氏、中間選挙に追い風 :日本経済新聞
失業率は1969年12月(3.5%)以来、約半世紀ぶりの水準に改善した。共和党主導で決めた大型減税で経済成長率は4~6月期に4%台まで加速し、労働市場も完全雇用の状態だ。60年代後半はベトナム戦争で働き盛り世代の労働者が不足していた事情があり、現在の雇用情勢は歴史的な好調さといえる。
雇用の改善は米連邦準備理事会(FRB)の利上げ路線を後押ししそうだ。FRBが物価統計として重視する個人消費支出(PCE)物価指数は8月に前年同月比2.2%上昇し、エネルギーと食品を除くコア指数も同2.0%高まった。ただ、9月の平均時給は同2.8%増にとどまっており、雇用の逼迫が賃上げ圧力をどこまで高めるかが焦点となる。
今、市場関係者が一番注目しているのは「平均時給(=賃金上昇率)」です。
平均時給が上昇しすぎると、企業が支払う賃金が増えて、それが商品の値段に跳ね返り、物価高(=インフレ)の懸念が出てきます。
物価高(インフレ)になると、消費者は消費を控えるようになるため、景気後退懸念が出てきます。
さらに、インフレを抑えるために、FRBが利上げペースを引き上げる懸念も出てきます。
FRBが利上げペースを引き上げれば、国債利回りも上昇する(=債券価格は下落)ので、「リスクの高い株式」から「リスクは低いけどしっかりとした利回りを得られる債券」へとマネーがシフトしてきます。その結果、株安となります。
「賃金上昇が加速 → インフレ期待が上昇 → 金利上昇圧力が強まる → 株式市場にとっては逆風 → 米株価が下落 → リスクオフで円が買われる(=円高)」といったシナリオが投資家の頭の中に描かれます。
昨日の米10年国債の利回りは一時3.24%に上昇しました。これは2011年5月以来、約7年5カ月ぶりの高い水準です。その後、米株は下落し、ドルも下落(=円高)しました。
最終的には米10年国債の利回りは3.23%で終えました。
2018年2月の世界同時株安でも、米10年国債利回りが急上昇し、それを受けてVIXも上昇し、世界的な株安という流れでした。
米国では日本のiDeCo(イデコ)にあたる制度が昔から進んでいて、貯金の一部を株式で保有している人が多いです。
年金は自分で運用するという意識が当たり前の国なので、株高になると資産的にも心理的にも心に余裕が出てきて、消費も増えていきますが、逆に株安になると資産も心の余裕もなくなっていき、財布を引き締めてモノが売れない状況となります。
トランプ大統領は人間的にはマイナス点が多い人という印象ですが、トランプ大統領の当選後、米国株式は大幅に上昇しました。
その結果、米国国民は資産を大きく増やせているので、支持率もなんだかんだいって低くなりませんし、株高が続く限り、トランプ大統領の支持率は一定数を保つと私は考えています。
昨日のドル円のチャートを振り返ってみたいと思います。15分足です。
昨日のドル円は仲値で最高値を付けて、雇用統計発表後にこの最高値を超えられず、その後は下落傾向にありました。
私は「非農業部門雇用者数」の数値が予想よりもだいぶ悪かったのを見て、SELLでエントリーしてみたのですが、このエントリーはすぐにトレーリングストップにかかってしまいました。
そして、1分足や5分足では上にも下にも動かない状態が数秒続きました。
マーケットが注視していたのは「平均時給」と分かっていたので、「平均時給」が株式にとって悪くない数値だったのだろうと思い、すぐに今度はBUYをしました。
このエントリーはトレーリングストップにすぐに引っ掛ってしまいましたが、その後もBUYでエントリーし、仲値の最高値を超えられなかったことを確認して、その後はSELLを中心にしていきました。
ドル円4時間足を見ると、ここ1ヶ月はきれいにサポートライン(下値支持線)とレジスタンスライン(上値抵抗線)の中で動いているのが分かります。
ただ、来週はサポートライン(下値支持線)を割る展開になるかもしれません。
私は外貨預金もしているので、できればまたレジスタンスライン(上値抵抗線)を目指して上昇してほしいのですが・・。
ドル円日足です。
下値が一目均衡表の転換線に支えられています。
来週、この転換線と4時間足のサポートライン(下値支持線)を割る展開となると、今まで上昇してきたドル円が反転する展開となることも考えられそうです。
ただ、今の米ドルは先進国という新興国にはない安定した通貨で唯一持っているだけで金利が付く通貨となっているので、下値では買い勢力も強いと思われます。
ひと昔前は比較的安定した通貨で高金利通貨といえばオーストラリアドルやニュージーランドドルでしたが、今は米ドルがその地位を奪っています。